美髪堂通信
その他(頭皮など)について
2019/05/31
頭皮の痒みを改善するには
数年前から、薬局で「頭皮のかゆみに」というような塗り薬を見かけるようになってきましたね。


それこそ30年くらい前は、シャンプーは週一回、というような方も多くいらっしゃいました。


でも今は70~80代以降の方はともかく、50代以下の方はほとんど毎日シャンプーしてらっしゃると感じています。

ではなぜ? 毎日シャンプーしているのに頭皮がかゆくなるのでしょうか? 

そのための薬が販売されるほど必要性がある? と。



当然その痒みの原因は頭皮の汚れではなく、大半の方が頭皮に炎症を起こしているが故の痒みなのです。


炎症? 頭皮に?

と思われる方も多いと思います。


その炎症の原因は、トリートメントやリンスなどの主成分である「コーティング剤」なのです。


TVコマーシャルや雑誌などで、シャンプー後にトリートメントをすると”髪が潤う”とか”髪に栄養”とか”髪の保湿”などの謳い文句に洗脳?されて子どもからおじいちゃんまで、老若男女を問わず使ってらっしゃる方が多いと思います。


トリートメントをすることによってこの「コーティング剤」が髪に吸着して人工的なというかその場限りの、というか、ツヤ感や手触りの良さを演出してくれるので、その使用感に騙されてつい使い続けていらっしゃると思います。


そうすると、短髪の方は感じにくいかもしれませんが、髪の長さがある方は使えば使うほど髪がパサパサしてきます。


何故なら髪にコーティング剤が付くと、おいそれとは取れません。


毎日シャンプーしている方は、毎日トリートメントもして、どんどんコーティング剤を上塗りしている状態です。


コーティング剤は蓄積されていきますが、時が来ると少しずつ剥がれてもいきます。剥がれるときにキューティクルも一緒に剥がしてしまいます。


だからパサついてくるのですが・・・(-_-;)


しかももっと怖いのが髪に付けたつもりのトリートメントがシャワーで流すときに頭皮に付着します。


頭皮に付いたコーティング剤は毛穴をふさぎ、頭皮は酸欠状態になってしまいます。


頭皮は身体中の皮膚の中で一番皮脂腺が多い=一番脂性な場所です。


それは身体中で一番繊細な皮膚だから、その繊細な頭皮を守るために皮脂の分泌が多いのに、その皮脂の分泌を妨げる毛穴をふさいでしまうものを頭皮に使っていたら炎症も起きます。


この頭皮の炎症は放置すると痒みだけにとどまらず、頭皮の赤味・フケなどの頭皮トラブルにつながっていきます。


その先に待っている事態は、異常な抜け毛→薄毛と負の連鎖が始まります。そのような事態に陥らないように頭皮の炎症は早めの対処を!


そこで、頭皮の痒みには、まずはトリートメントをやめること。


同時にシャンプー剤も見直すこと。


ドラッグストアに並んでいるようなものや美容師がプロデュースした、といったシャンプー剤は必ずと言っていいほどコーティング剤がたっぷり入っています。


「ノンシリコン」という表記でもシリコン以外のコーティング剤がたっぷり入っています。


原料名を見てもどれがコーティング剤かわかりませんよね。


私の長年の経験則からのコーティング剤が入っているかどうかの判断材料は・・・

・シャンプー剤が水のようにサラサラでどろっとしていない。

・洗った後ゆすぐ時に髪がきしむ。


こういうシャンプー剤はコーティング剤フリーの可能性が高いです。

ただ、髪が長い方やダメージの深い方は髪がもつれたり絡まったりする状態はやはりキューティクルが剥がれやすいので避けた方が良いです。


そういう方には、当店で扱っているコーティング剤フリーの「VFローション」「VFヘアパック」「VFセラム」(お顔にも使えるようなものです)などを使っていただくと髪にも頭皮にも安心です。

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