「脱毛症」とは
(円形脱毛症・牽引性脱毛症・産後脱毛症などありますが)
毛細血管の一部で血流が止まり細胞分裂できなくなったために髪が抜けてしまう状態です。
下図の①の成長途中で抜けて数ヶ月という短期間の間部分的に毛がなくなりますが、血流が戻るとたいていの場合は数ヶ月~1年くらいで
髪が元の状態に戻ります。
「薄毛」とは
血流やリンパの流れが悪くなり、髪が生え変わりながら段々と成長しなくなっていく状態です。
髪が生え変わるときに上の図の①から②に、②から③に、③から④へと
何年もかかけて髪の状態(髪質)が変化していきます。
実感としては
・髪の元気がなくなった
・髪の立ち上がりが悪くなった
・地肌が透けて見えるようになった
・髪が細くなった
・髪のクセが出てきた
・髪が地肌に張り付くように生えてきた
・毛量が減った
などです。
どなたも薄毛になるのに何年もかけて薄毛になっているので
本質的に薄毛を改善しようと思ったら数年かかると思っておいた方が良いです。
改善方法は、ひとえに頭皮の健康です。
当たり前ですが髪は頭皮で作られています。
いま生えている髪は過去に作られたものです。
今生えている髪をきれいに見せることと
これから作られる髪を育てることは別のことです。
問題はこれから作られる髪のための頭皮環境です。
頭皮の健康状態の要素は大きく分けると二つです。
(1)頭皮の皮膚としての健康(肌荒れがないか)と
(2)頭皮下の血流とリンパの流れです。
(1)は頭皮の赤み・フケ・かゆみは頭皮の炎症です。
このような症状があれば頭皮に直接使っているシャンプー剤などのヘアケア商品を見直す必要があります。
(2)は頭皮マッサージに尽きます。
これはYouTubeで「美髪堂」で検索していただければ具体的な方法をお伝えしています。
この(1)と(2)の二つの要素が整えば、これから作られる髪は変わります。
薄毛の本当の意味を知って正しい対処に励みましょう!