人間の肌は一枚肌なので、一番上の頭の皮膚、つまり頭皮は
いちばん負荷がかかりやすいんです。
誰しも年齢とともにお腹や首、顔も
重力も手伝って少しずつたるんできますね。
つまり下がってくる。
その分一番上に位置している頭皮は引っ張られて
特に頭頂部や前頭部の皮膚には負荷がかかってしまいます。
それだけではありません
そもそも毛細血管の量も頭の上の方と
耳付近から下の方とでは全然違います!
サザエさんに出てくる波平さんを思い出していただくと
わかりやすいと思います。
中高年の男性で頭髪が少なくなっている方の
多くが波平さん状態になっているかと思います。
男性ホルモンの関係もありますが
頭の皮膚が引っ張られていることと
毛細血管も大いに関係しています。
結果、前の方や頭頂部の毛量が心細くなっている方でも
大抵の場合、えりあしの髪は太さも保って毛量もたっぷりで
元気な髪といえる状態なのです。
ところが、です!
他はしっかりした髪なのに、
えりあしの髪だけ
細くなって密度も減って、さらにはキシキシした手触りで絡まっていて
た~いへん! という方もまれにいらっしゃいます。
しかもまだ若いのに!
そのような方の襟足付近の頭皮を触ってみると
決まってボコボコなんです!
そう、老廃物が溜まっています!
えりあし付近は、風池(ふうち)という経絡もありますが
リンパの出口もあります。
このリンパの出口が詰まっている方は
そのあたりから生えている髪質が劣悪になってしまいます。
解決法はそのあたりの頭皮をほぐして
せき止められている老廃物を流してあげること!
これに尽きます!